製品特長
主な仕様
映像と音像をマッチングできる新しいマイク
ステレオとモノラル、ふたつのマイクが一体型となったSMX-30Vは、さらにその2つの音の割合を可変式に調整できるマイクです。ボリュームツマミひとつでステレオからモノラルへ、モノラルからステレオへ、常に一定の音量で2つの音の比率を細かく調整することできるため、映像を見ながら音声をコントロールする視覚と聴覚を合わせていく音作りが可能になります。
被写体の声をモノラルで確実に捉えながら、その映像にある背景の音をステレオで拾い臨場感を高めていく。
ステレオでの収録に適した撮影シーンでも周囲の音を拾いすぎている時にモノラルの音を加えることで音像を引き締めることができる。
撮影人数や時間など何かと制約の多い今日の映像制作現場において、ミキサーや編集作業なしに映像と音像のマッチングを高めることができるSMX-30Vは、妥協のないクリエイティブな音作りを実現する新しいマイクです。
声や音を確実に捉える首振り機構
被写体となる人物や楽器が画面の端にある場合、マイク本体を左右に約30度動かすことができる首振り機構により、マイクを被写体の中心に向けてより芯のある音を確実に収音することができます。電池による約100時間の連続 駆動を実現
ステレオモノラルミックス機能の開発過程における回路構成の改良により、電池2本による連続駆動は、従来機の24時間から約100時間へと飛躍的な改善を実現しました。また、バッテリー残量が1時間を切るとLEDライトが消灯します。
ローカットスイッチ
エアコンや風、交通音などのノイズを軽減するため、60Hz以下の低い周波数のレベルを減衰させます。
独自開発の電源「Auto」モード
カメラに接続することにより自動的にカメラ電源のオンオフを感知し、マイクも連動して電池駆動のオンオフを切り替えることで電源の切り忘れによるバッテリーの消耗を防ぎます。
3段階のゲインコントロール
ゲインは+20dB/0dB/-10dBの3段階切替式。室内でのインタビューなど静かな環境ではカメラ側のゲインを下げたうえで、+20dBを選択することによりカメラのプリアンプによるノイズを最小限に抑えることができます。
コンサートやスポーツイベントなど賑やかな環境での収音の際には-10dBを選択することで 歪みを抑えることができます。
防振に優れたショックマウント
独自構造のショックマウントにより撮影時に発生する振動やノイズを確実に低減。カメラ取付用シューマウントの底部にある1/4インチの雌ネジより三脚やブームポールに取り付けることができます。
ケーブルをショックマウント部にあるケーブル止めにしっかりと固定することで接触時に発生するノイズを軽減することができます。
着脱式ケーブル
着脱式のカールコード式ケーブルを新たに採用。リグなどを使用しマイクとカメラ側のマイク端子が離れている場合に対応しました。仕様
型式 | エレクトレットコンデンサー |
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周波数特性 | 40-20,000Hz |
指向特性 | モノラル : 超指向性 ステレオ : 単一指向性 |
感度 | -38dB at 1kHz(0dB=1V/Pa) |
インピーダンス | 75Ω (at 1kHz) |
ダイナミックレンジ | 118dB |
最大入力音圧レベル | 126dB SPL.(1kHz at 1% T.H.D) |
S/N比 | 82dB (1kHz at 1Pa) |
ローカットスイッチ | 3dB/oct at 60Hz |
ゲインコントロール | -10dB, 0dB, +20dB |
電源スイッチ | オフ, バッテリーモード, AUTOモード |
最大出力 | +10.2dBu |
電源 | 単3形乾電池x2(アルカリ電池推奨) |
寸法 | 47(W)x111(H)x154(D)mm |
質量 | 150g |
コネクター | Φ3.5mmステレオミニジャック |
付属品 | 風防、ポーチ |