35mm F1.2だけが描ける、高い解像力と大きく美しいボケ味の融合
Sigma 35mm F1.2 DG II | Artは、2019年に世界初のミラーレス用35mm F1.2として発売したSigma 35mm F1.2 DG DN | Artの後継機です。この6年で積み重ねた最新技術を惜しみなく投入することによって、より高い光学性能はもちろん、約30%の軽量化という大幅なサイズダウンを実現。高い解像力と大きく美しいボケによる唯一無二の描写性能を、より気軽に持ち出して楽しめます。フォーカスブリージングも抑制されているので、動画撮影でもその性能を存分に活かすことができます。明るさ、光学性能、小型軽量、操作性、すべてを妥協することなく仕上げたF1.2大口径広角レンズです。
色収差とサジタルコマフレアを極限まで抑制
SLDガラスや異常分散性の高い高屈折率ガラス、4枚のガラスモールド両面非球面レンズを採用することで軸上色収差やサジタルコマフレアを徹底的に補正しつつ、大幅な小型化を実現。高い光学性能が特長の従来機種Sigma 35mm F1.2 DG DN | Artと比べ、画面の中心から周辺部にわたって性能がさらに向上しているため、開放F値1.2を積極的に活用できます。
F1.2だからこそこだわった美しいボケ
徹底的に追求した諸収差の補正により、ピントの合った面のシャープさはもちろん、色にじみや二線ボケを抑えた美しいボケ味を実現。F1.2ならではの豊かなボケを作品づくりに存分に活かせます。
フォーカスブリージングを抑えた設計
フォーカス群の配置と非球面形状の最適化により、フォーカスブリージングを大幅に抑制。ピント移動による画角変化が少ないので、動画撮影におけるフォーカス送りの自然な表現が可能です。
フレア・ゴーストに配慮した設計
画質を低下させるフレア・ゴーストに関しては、最先端のシミュレーション技術をもとに、あらゆる条件の入射光への対策を行っています。高い逆光耐性により、どんな光の条件下でもクリアで抜けの良い撮影が可能です。
フローティングフォーカス採用による高性能化と小型軽量化の両立
2つのフォーカス群を独立して移動させるフローティングフォーカス構成の採用により、Sigma 35mm F1.2 DG DN | Artを上回る光学性能を達成しつつ、フォーカス群の重さを大幅に軽減。さらに4枚の非球面レンズや高屈折率ガラスの使用や各レンズの薄型化を徹底することにより、従来機種と比べて約30%の軽量化と約20%の全長短縮を実現しています。
デュアルHLAの採用
2つのフォーカス群をそれぞれリニアモーターHLA(High-response Linear Actuator)で駆動するデュアルHLAを採用しています。また、それぞれのモーターに複数の磁石を用いた構成により、高い推力を維持しつつフォーカスユニットの小型化を実現。従来のカム駆動と比べて大幅な軽量化を達成すると同時に、高速かつ静粛なAF撮影を可能にしています。
表現の道具としての矜持、Artライン仕様の高いビルドクオリティ
アルミニウムやTSC※1などの素材を用いた高精度なパーツを組み上げていくことで、携行性を損なうことなくArtライン仕様の高いレベルの剛性感と耐久性、そして撮影道具として長く信頼して使用できるビルドクオリティを備えています。
※1 アルミニウムと同等の熱収縮率を持つポリカーボネート。金属部品との親和性が高く、精度の高い製品作りに貢献します。
各種撮影アシスト機能を搭載
任意の機能を割り当てられるAFLボタンを搭載。絞りリングに加え、絞りリングのロックスイッチと、クリックのON / OFFを切り換えられるクリックスイッチも搭載しています。
防塵防滴構造・撥水防汚コートを採用
防塵防滴仕様のボディに加え、レンズ最前面には撥水防汚コートが施されているため、屋外の厳しい環境下でも安心して撮影できます。
※2 防塵・防滴に配慮した構造となっており、防水構造ではありません。水辺などでの使用では、大量の水が掛からないように注意してください。水がレンズ内部に入り込むと、故障の原因となり、修理不能になる場合があります。
ロック付花形フード付属
専用の花形フードを付属。ロック機構付きなので、確実な装着が可能です。
| レンズ構成 | 13群17枚(SLDガラス1枚、非球面レンズ4枚) |
|---|---|
| 画角 | 63.4° |
| 絞り羽根枚数 | 11枚(円形絞り) |
| 最小絞り | F16 |
| 最短撮影距離 | 28cm |
| 最大撮影倍率 | 1:5.3 |
| フィルターサイズ | φ72mm |
| 最大径×長さ | φ81.0mm × 111.4mm |
| 質量 | 755 g |
※ 数値はLマウント用です






