製品特長
主な仕様
トキナーが開発したAccu-NDテクノロジーは、IRとNDフィルターの組み合わせを再定義するものです。
現存するシネマ用カメラのほとんどにローパスフィルターもしくは赤外線カットフィルターは装着されていません。その理由は人間の目の特性を模倣し被写体からできるだけ多くのデータを獲得するためです。しかし、より高感度のカメラは濃度のあるNDフィルターを使用して、より大きい光量下での露出を保持するために赤外線の入力量が大きくなります。それを緩和するため多くのカメラのメーカーはIRNDフィルターの使用を推奨していますが、現在の市場で売られている多くのIRNDフィルターは、色ずれ等の逆効果の副作用が伴います。
さらにIRNDフィルターを新たに追加・交換した場合、再度ホワイトバランスの調整が必要となり、かなりの時間と労力のロスを招きます。結果として、撮影中やその後の色補正において継続的なホワイトバランスの調整をおこなわなければならないため、赤外線かぶり除去のメリットはさほど大きいものではありません。
最高の映画撮影技術のために作られた精巧な逸品
進化的Accu-NDテクノロジーを有するケンコー・トキナーの開発チームでは、色に影響を及ぼさずに、レンズを透過する光を正確にコントロールする正真正銘のNDフィルター、可視スペクトルの全域において、色の透過を安定させる革命的なフィルターを完成させました。Tokina IRNDには丸型と角型正方形/長方形2種類の形があります。丸型PRO IRNDフィルターは、ガラスの両面上にND蒸着コーティングを施すことで精巧性を高めた本物のニュートラルフィルターです。正方形/長方形のPRO IRNDフィルターは二層のガラスの間にND蒸着コーティングをサンドウィッチにしています。万が一、ガラスに傷がついた場合でも表面の磨き直しができるので、フィルターの寿命を長く保つことができます。
現在、IRNDフィルターの製造方法には2通りあります。一つはある周波数から出力された赤外線の近くをカットする方法と、もう一つは1200nmまでの赤外線をカットする方法です。Tokina PRO IRNDフィルターは後者のカテゴリーに分類されます。どちらの方法も同じ効果をもたらしますが、前者のカット方法によるフィルターは不必要な色ずれを起こす恐れがあります。
比較
以下は、フィルターなし、Tokina Cinema PRO IRNDフィルター付き、一般的なIRNDフィルター付き、一般的なNDフィルター付きで比較した画像です。 違いは明らかです。Tokina Cinema PRO IRNDを使用しても、メーカーの意図する色は影響を受けず、露出のみが変化することがわかります。サイズ
正方形4×4”長方形4×5.65”
メタリックACCU-NDコート
最高級光学ガラス