【GIN-ICHIスタッフブログVOL.11】超初級編音声収録方法!RODEで学ぶ初めてのマイク選び その②

みなさまこんにちは!

先日、急に食べたくなって 近所のタイ料理屋さんに行ったのですが、久々に食べたガパオライスが美味しくて感動しました。 コロナが落ち着いたら、海外旅行にも行きたいですね。

さて、今日は、前回に引き続き 超初級編音声収録方法をご紹介していきたいと思います!
前回は、マイクの基礎知識のお話で終わってしまったので、今回は
もう少し、マイクのラインナップや、選び方に直結する種別のお話しなどをしていきます♪

では早速始めていきます!

*マイクの種類っていろいろある…!?

ここまで、マイク全般の基礎知識を学んできましたが、
実際に、内蔵マイクではうまく録りたい音が録れない、外部マイクを買いたい…となったとき、一言にマイクといってもさまざまな種類があり、どれを買えばいいのか!?と悩ましくなると思います。
マイクの種類を解説していきますので、自分の撮影スタイルにあったものをお選びください!



■ダイナミックマイクとコンデンサーマイク

マイクはまず、信号を受ける仕組みが異なるダイナミックマイクとコンデンサーマイクの2種類に大きく分けられます。
さらにここから、マイクの形状や指向性のタイプ、ステレオマイクやモノラルマイクなど、特徴的なところで種類が分かれていきます。



ダイナミックマイク・・・

つくりが丈夫なマイクで、ライブやレポートなど激しく動くシチュエーションに向いているマイク。
電源も不要。ただしコンデンサーマイクと比べて、感度が低い。



コンデンサーマイク・・・

感度が高いマイクで、スタジオでの録音やドラマ・映画の撮影現場など、より良い音で収音したいシチュエーションに向いているマイク。
感度が良い分振動によるノイズなども拾いやすく電源も必要だが、より感度の高い音を収音できる。




*RODEのマイクラインナップ

動画撮影を行う現場でよく使われるコンデンサーマイクは、さらに形状や特徴が異なる多種類に分けられます。
それぞれ得意なこと、苦手なことがあるので、自分の撮影スタイルや、シチュエーションに合わせてお選びください♪



オンカメラマイク・・・


殆どの一眼カメラの上にマウントできるタイプのマイク。
大きさはさまざまだが、RODEのオンカメラマイクはシューマウントが付いており、コールドシューのある一眼カメラなどであれば別途アクセサリーを購入することなく取り付けることができる。
扱いがシンプルで、最初の導入には使いやすいマイク。



ガンマイク・・・


棒のような形状で、様々なアクセサリーを併用できることが特徴。
カメラの上に取り付けるだけでなく、ブームポールに取り付けて現場に合わせたセッティングを組んだりと、絵と音を分けたワンステップ上の撮影が可能になる。



ワイヤレスマイク、ラベリアマイク・・・


送信機と受信機のセットで、送信機を被写体に取り付け、受信機をカメラやレコーダーに繋げて録音する。
送信機にはラベリアマイクを繋げて使用することが多い。
ラベリアマイクは収音部分が非常に小さく、被写体に接近して録音できる。また、小型のため隠しマイクとしての使用も便利。



スマートフォンマイク・・・

スマートフォン用に特化したマイクで、ラベリアタイプやLightning端子に差し込む小型マイクなどさまざまなタイプのものがある。



*マイクの電源の種類

では実際に、自分にはこのマイクが良い!と思い買ってみて、
あれ?電源がつかない?持っている一眼レフカメラにマイクを繋げられない!?
といった事態が発生してしまうかもしれません。
そんなトラブルを防ぐために、マイクの電源と出力コネクタの種類にふれていきます。

前回ご説明した、動画撮影で主に使われるコンデンサーマイクには、必ず電源が必要になります。
そしてマイクの電源は、主に3種類に分かれます。

オンカメラマイクも、マイクによって電源のタイプが異なりますので、購入の前に必ず確認しましょう!



プラグインパワー・・・

カメラ側から供給された電源を使い駆動するタイプ。
マイクとカメラをケーブルで繋げれば電源を確保できるので便利だが、機器に依存するので安定性や音質は、他に比べると劣る。
使用予定のカメラがプラグインパワーに対応しているかの確認が必要。



電池内蔵・・・

マイク内の電池や、リチウムイオンバッテリーのパワーを使い駆動するタイプ。
プラグインパワーに比べ、高品質なアンプを使用できるためプラグインパワーより音質は良いとされているが、電源の入れ忘れや電池切れなどへの注意が必要。



ファンタム電源・・・

レコーダーもしくは業務用ビデオカメラなどから電源供給を受け駆動するタイプ。
後述するXLR端子(キャノン式)で接続するため、一眼レフカメラに別途アクセサリーを用意しなければ接続ができない。
48Vが使用される機種が多く、電池内蔵と同じく、より高品質なアンプを使用できるため、プラグインパワーに比べ音質は良いとされている。
ファンタム(ファントム)は「おばけ」という意味で、電気回路が見えない電源のためこう呼ばれているとか…。




*出力コネクタの種類

ご存知の通り外部マイクは、カメラまたはレコーダー等に繋げて録音します。
この際に、よくあるトラブルとして
使用予定のカメラやレコーダーとマイクの端子に互換性がない、ケーブルを延長したらノイズが乗った…などのご相談を多くいただきます。
そういった失敗がないよう、出力コネクタの種類と特徴も理解しておきましょう!


3.5mmミニプラグ・・・

非常に小型で細い端子で、RODEのラインナップだとオンカメラマイクやワイヤレスマイク(受信機)はこの端子のケーブルが付属している。
一眼レフカメラに直接繋げられ、現場でとりまわしもしやすいが、細い分延長などをして床に這わせるとノイズがのりやすくなる可能性がある。



XLR・・・


現場ではキャノン式と呼ばれる端子。 3ピン端子で端子自体のつくりが強く、接続時も抜けづらく安定する。
またケーブルも太く、一般的にバランス接続であることから、撮影現場などで長い距離を地面に這わせて使用してもノイズがのりにくい。
ただその分かさばるため、ワンオペ時などは少々とりまわしがしにくい可能性はある。



いかがでしたでしょうか?
選ぶ際のポイントはこんな感じになります!
次回は、アクセサリーの話や、実際のシチュエーションで使うオススメマイクのご紹介をいたします。
お楽しみに!

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