こんにちは!
最近、近所の食パン屋さんで
食パンを買い、自宅でトーストして食べたのですが、
やはり全然違いますね!
芳醇なバターの香りや、ほんのり感じる甘みに、幸せを感じます♪
さて、今日は
Profotoのライトシェーピングアクセサリーの中でも特に大人気で、種類が多いアンブレラのお話をしたいと思います!
アンブレラは、ストロボのライティングアクセサリーの中でも
定番の製品ではありますが、
サイズや、ファブリックや、深さによってその効果は様々。
Profotoの中だけでも、
S/M/L/XL、ホワイト/シルバー/トランスルーセント、シャロウ/ディープなどの数ある選択肢から
お選び頂けますが
でも、実際アンブレラでどれくらい違うの??
とお思いになる方もいらっしゃると思います!
なので、今回はそれぞれを比較して撮影いたしました!
*基本セッティングの説明
比較撮影のために使用した機材はこちら
Profoto D2 1000Airを
被写体から約1.5m離した、斜め45度の地点に設置し、少し高めから1灯でライティングしています。
基準とする写真がこちら
上記のセッティングに
このアンブレラを取り付け
適正露出、ホワイトバランスをとり、これを基準にしています。
ここから各種を比較するにあたり
露出や、ホワイトバランスはあえて変えていません。
アンブレラによるライティングの違いとともに、それぞれのアクセサリーを使うことで
色の変化や、露出差も一緒に感じていただければと思います。
*シャロウとディープって何が違うの?
まず、Profotoならではの一つとして
『Shallow(シャロウ)』と『Deep(ディープ)』の違いがあります。
オンラインで掲載されているもので、どちらの表記もないものは
シャロウですので、ご注意ください。
簡単に言うと、アンブレラを開いた際の深さの違いです。
定番のアンブレラの形であるシャロウとは違い
ディープは16本の骨で構成されており、より丸みがあり、深さがあることで
通常のアンブレラよりも集光され、ある程度の光を回しながらも
印象的なライティングを作り出せます。
今回露出を変えていないので、すこしわかりづらいですが
周辺の減光や、影の出方に差があるのがおわかりいただけると思います。
シャロウに比べ、光のスポット部分が出やすいので
ライティングとしては、シャロウに比べ少し難易度は上がりますが
XLのディープは、大きいので場所は取りますが、簡単に印象的で、綺麗なライティングが出来上がり
楽しいです!
*アンブレラの大きさ比較
さて次に、Profoto以外でも各社ラインナップが多い
大きさの比較です
S/M/L/XLでそれぞれの大きさを比較しました。
Profotoの場合、L以上の大きさはディープしか無いため、
今回はすべてディープのもので比較しています。
今回の検証では少しわかりづらくなってしまいましたが…
下半身の光の当たり方や
周辺の光の落ち方、スポットで当たっている部分のハイライトなどの差はありますので
そのあたりをご確認いただければと思います。
*ホワイトとシルバーではこれだけ違う!
アンブレラのファブリックは
ホワイト、シルバー、トランスルーセントに分かれます。
定番のホワイトと違い
シルバーの場合は、アンブレラの中で反射し合う力が強まるので
アンブレラの特徴でもある柔らかい拡散光と、シルバーならではのエッジの効いたハイライトを
楽しめるアクセサリーです!
まずは、比較をご覧ください。
いかがでしょうか。
シルバーの反射により、光源としても強くなっているととともに
色温度の変化も感じられると思います。
ですので、ホワイトとシルバーを入れ替えた際には、改めてホワイトバランスを取ることを
お勧めします。
かなりライティングに差がでるので、こちらの使い分けは、重要です!
*ディフューザーってあった方がいい?
アンブレラライティングの際によく使われるディフューザー
アンブレラで反射した光をディフューズするので、より柔らかい光になります。
ハイライト部分の照りが抑えられているのが一番わかりやすいと思います。
もちろん人物でもあるとより柔らかい光になりますが
アンブレラだけだと、商品撮影の際などには、ハイライト部分がくっきり反射してしまうこともよくあるので
ディフューザーをお使いになることをお勧めします。
ですが、写真でおわかりいただけるようにディフューズすることで
減光もされてしまうので、都度調光をしてお使いください。
*馴染みの少ない?!トランスルーセントの魅力
アンブレラでホワイト、シルバーは定番ですが
トランスルーセントはなかなかお使いになったことがない方も多いのではないでしょうか?
実はこのトランスルーセントはかなり便利です!
普通アンブレラは反射させて使いますが
トランスルーセントは、通常のアンブレラセッティングとは逆方向にセッティングし
ストロボの直射光を、トランスルーセントアンブレラで拡散する形になります。
同じくトランスルーセントも各サイズありますので
比較をご覧ください
このように、トランスルーセントでディフューズされたストロボ光は
柔らかい光を出しつつも、効率よくライティングできるので
ソフトボックスのような効果も出しつつ、手軽で綺麗なライティングが可能です。
また、バックパネルというアクセサリーもあり
アンブレラディフューザーのようにトランスルーセントアンブレラの開いた面にバックパネルをはめることで
余計な方向に光が拡散することを抑え
より効率的に、ストロボ光を使うことができます。
いかがでしょうか?
シルバー、ホワイトの違いや、トランスルーセントの違い
ディフューザー効果などはよくおわかりいいただけたのではないでしょうか?
一部今回の検証でわかりづらい部分もあったかと思います。
というのも、検証している場所が天井高が2.4m程度しかなく、アンブレラ1灯だと、天井バウンスの効果もあり
ストロボ光が全体的に回ってしまうところがあるからです。
なので、逆にご自宅や、会社の会議室など
天井高が稼げないところでは、これぐらいの差になると思っていただければと思います。
よく会社の事務所の中でライティングを組みたいのだけれども
あまり大きなアクセサリを置く場所がない。。。などのご相談をいただきます。
もちろん、大きなアクセサリーでしか作り出せない光もありますが
柔らかい光を作り出す場合などは、
あえて近くの壁や、天井にバウンスさせライティングすることで
解決するライティング方法もあります。
バウンスライティングの場合は、壁や天井の色が大きく影響しますのでご注意ください。
ぜひ、今回の比較をご参考に
わからないところがあれば、ご相談ください!
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