【GIN-ICHIスタッフブログVOL.54】ビデオグラファー栁下さんに聞くフォトグラファーが知っておくべき機材特集-マイク・音声機材編-


こんにちは!

今年は、社会人になって初めての帰省しないお正月になりそうで
あれ・・・おせちってどうしたらいいんだ?!と今更になって気がつきました。
買うものなのか、作るものなのか悩みますね。 せめて黒豆でも煮てみようかと考え中です。

さて、今回も
前回に引き続き、『ビデオグラファー栁下さんに聞くフォトグラファーが知っておくべき機材特集』パート2!
今回は、悩みがちなマイクのお話をしたいと思います。

過去にも、このスタッフブログで
マイクの特集は何度か書いておりますが、まだまだマイクにはいろんな種類があります。

そんな中で、栁下さんもおすすめマイクや、マイクアクセサリーを
いくつかご紹介していきたいと思います!



*2020年ヒット商品!アツデンSMX-30V


2020年10月に発売となった
アツデンのSMX-30Vをみなさんは、もうチェックされたでしょうか?!
その最大の特徴は、
ステレオとモノラルの二つのマイクが一体型になっている仕様。
さらに、ステレオとモノラルの切り替えをボリューム調節するようにつまみ一つでコントロールすることができるようになっています。

いままで、
インタビューなど人の声を撮りたい場合にはモノラルを。
電車が行き交う音やライブの収録など臨場感を求める場合にはステレオを。
と、ご案内してきて、もちろんそれには間違いないのですが
それだけではそっけない音になってしまうと感じたことはないでしょうか?

映像のトレンドとして
一眼ムービーの流行により、フルサイズセンサーで背景をすごくぼかした映像から
最近は、4K映像で背景まで見せる映像に変わってきているそうです。
4Kで細部まで映る映像が手軽に作れるようになった今こそ、
音での演出という部分の感覚が、必要になってきているそうです。

たとえば公園で子供が遊んでいるシーンを引きで撮った場合に
もちろん子供の声も必要ですが
公園にある噴水の水音や、木々のさざめきなどを足すことで
より、音像が深くなっていき、映像と音との関係が、よりマッチングしていきます。

そういった映像を、作り出すには、モノラルマイク、ステレオマイク、両方の準備が必要になります。
しかし、2つのマイクを使おうと思うと
だいたいの一眼レフにはそのまま入れることはできないですし、
また、セッティング等も複雑になってしまうこともしばしば。
それを、1台で可能にするSMX-30Vは、音に対しての固定概念がないフォトグラファーにこそ
様々な音像を体感して、『勉強』に使ってもらいたい1台だと、栁下さんは語ります。

ぜひ、聴覚から得られる情報の多さを、SMX-30Vでお試しいただてみてはいかがでしょうか?!




*ピンマイク+小型レコーダーの可能性!


長年タスカムDR-10シリーズは、栁下さんをはじめ、多くのビデオグラファーに愛用されてきました。
しかし!ここにきて、新たなピンマイク+小型レコーダーの可能性がでてきました!

みなさんは、ZOOMから発売となった”F2”をご存知でしょうか?

重さわずか32gのボディサイズにMicroSDを入れることで
ピンマイクレコーダーとしてお使いいただけるものです!
44.1kHzまたは48kHzサンプリング、32bitフロートWAVフォーマットで記録でき、
デュアルRECもできるため、もちろんピンマイクしての使用にもいいですが
ピンマイク部分を取り外し、
オンカメラマイクなどの3.5mmを接続し、超小型レコーダーとしてお使い頂く形もオススメです!

もうDR-10シリーズは古いのかな…と思いがちですが!!
実はDR-10シリーズは、ピンマイクが刺さるDR-10Lだけではないことをご存知でしょうか?!

栁下さんおすすめ!DR-10X

こちらは、DR-10Lの3.5mm入力部分がXLR端子になっています。
このXLR端子により、手軽にガンマイクを収録できます!(ファンタム電源には対応しておりませんのでご注意ください!)
例えば、RODEのNTG4+と組み合わせることで 現場に大きなフィールドレコーダーを持っていったり、ケーブルを這わせたりすることなく
コンパクトなガンマイクの設置が可能になります。
勿論、ダイナミックのハンドマイクと組みわせるのもオススメです。
RODEのレポーターマイクとの組み合わせであれば 手軽に、街頭インタビューなどの撮影を可能にします!

また、同じくDRシリーズの中のDR-10CS

こちらも栁下さんが現場で愛用する1台です。
こちらには、INとOUTに3.5mmステレオミニジャックが付いており
例えば、
このDR-10CSにピンマイクをつけ、演者さんに装着し、
DR-10CSのOUTに、他のワイヤレスマイクを設置すると
無線で飛ばしたマイク音声をカメラ側にも収録し 保険として、DR-10CSの中のメディアにも保存しておくことが可能になります。

何が起こるかわからないワイヤレスシステムに、有線接続のレコーダーを間に入れることによって 何か起こった際の、保険としても使えるDR-10CSは、1台持っておくと安心です!



*騒音につよいピンマイクの決定版!ゼンハイザーME4


こちらも、新製品ではないですが
最近ご相談の多いピンマイク(ラベリアマイク)で、おすすめの品なので
ぜひ一度ご覧いただきたいのですが
実はこちら、ピンマイクなのに指向性があるんです!

普通のピンマイクのように胸元につけると、指向性があるので
芯を外しやすいというデメリットもある一方で 工場など、騒音がどうしても消せない現場で、騒音を気にせずインタビューの録音を可能にします!!

少し扱いが難しいのですが、きちんとテストして、指向性の範囲を定められれば、
環境音を消せない現場の強い味方になります!

こちらのピンマイクは、ゼンハイザー用となっておりますので
ぜひ、こちらと合わせて、ご検討ください!




*意外と多いナレーション撮影の強い味方!タスカムTM-AR1


店頭でも、ナレーション撮影時の環境のご相談は多いです!
もちろん、ガンマイクやオンカメラマイクなどを工夫して録ることも可能ですが
指向性があるため、音を外しづらかったり
ガンマイクの性能上、近づきすぎての録音は、逆に音をこもらせてしまったりするので
大きなダイアフラムを持つ、RODE NT1-Aなどでの収録がおすすめです!

また、そういった際にご質問いただく内容として
部屋の反響音などをどうしたら良いのか?のというご質問をいただきます。

そんな時活躍するのが
TM-AR1

スタンドにも立てることができるので、
場所を選ばず、手軽にナレーションの録音を可能にします!




*初心者にこそおすすめ!ハンドグリップショックマウント!


ショックマウントも各種様々なメーカーから出ておりますが
栁下さんおすすめはこちら!

アツデンのガンマイクだけでなく、幅広いマイクに対応しており、
また、グリップ部分のラバーに特徴があり
普段マイクを使い慣れていない方でも、握り返しの際のノイズが伝わりにくくなっております!

ピストルグリップ型になっているため
マイク方向を定める際にもわかりやすいですし、
しっかり握ることができるので、無駄な力を使わずに、長時間のグリップにも適しています。



*組み合わせは無限大!MC-1で実現するステップアップした録音ワーク


今まで、一眼レフにマイク2台を入れたいと思うと
メーカー純正の割とお高いアダプターなどを用意する必要がありました。
しかし、このMC-1があれば
ガンマイク+ワイヤレスマイクやオンカメラマイク+ワイヤレスマイクなど
様々な組み合わせで、2台までのマイク
を、3.5mmステレオミニジャックで1台のカメラに収録することが可能になります!

もちろん、RODEからも

こちらのスプリッターケーブルを使うことで、入力することが可能ですが
MC-1の一番の魅力は、XLR端子があること!
録音ワークをステップアップしてくると、ガンマイクの必要性も感じてくるかと思います。
しかし、通常の一眼レフ機にはXLR入力端子がない….
かといってそのために、レコーダーを持って設置するほど現場の余裕がない….ということも少なくないのではないでしょうか?

このMC-1さえあれば
2チャンネルの入力を手軽に実現し、さらにボリューム調整つまみも付いているので
簡易のミキサー代わりにもなります!

マイク選択肢の幅がぐっと広がるこのMC-1は、持っておいて間違いなしの1台です!

さて、長くなってしまいましたが
いかがでしたでしょうか?!

映像制作において、重要なマイク。
GIN-ICHIスタジオショップでは、RODEはもちろん 周辺アクセサリーも含め、様々なご提案が可能です。

今回ご紹介した機材のほとんどが、店頭でご覧いただけますので、
ぜひご相談ください!!

次回はLED編予定です!お楽しみに♪



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