【GIN-ICHIスタッフブログVOL.55】LUMIX S5セミナースペシャルレポート&配信裏側大解剖!


こんにちは!

みなさんクリスマスですね!
どうお過ごしになりますでしょうか?!
いつもならちょっといいディナーに行ったり、みんな揃って家族でパーティーしたり....
というのも、今年はなかなかしづらいですね。
ちょっと良いテイクアウトを今年はしてみようかな?と思っています。


さて、今回は 先日開催した『LUMIX S5ハイブリッドセミナー Youtuberから学ぶ”フォトグラファー”のための動画制作術!』の
スペシャルレポートをしていきたいと思います!



今回は、Youtubeでのご活躍でファンも多い Youtuberギュイーントクガワさんと、家電メディアトリセツ編集長のエマークさんにご登壇いただき
Panasonic LUMIX S5のご紹介から、S5を使った作例のご紹介
またお二人の映像制作のTipsや裏話など様々な角度から、
フォトグラファー、ビデオグラファーではなく、Youtuberが考える映像制作について語っていただきました!

また、今回は

銀一スタジオショップ初の試みとして、 リアル会場のご参加者様、そしてオンラインご視聴のハイブリット型でのセミナーとなりました。
途中機材トラブルなどもありましたが….今回は 配信のセッティングなど裏側もご紹介していきます!




*LUMIX S5から紐解く動画制作の基礎!


今回は、S5をギュイーンさん、エマークさんが
どう活用しているのか、どういった点で評価しているのかをお聞きしました。

特に、手ぶれ補正の部分や、ダイナミックレンジのお話などは
作例の資料も含めとても勉強になりました!

また、”写真”と”動画”での表現の違いも
ギュイーンさんのお仕事での作例を元に、制作過程のお話から
どういった自分のセオリーで動画の構成をつくっていくのか。
というお話もしていただきました。
元ミュージシャンでもあるギュイーンさんエマークさんならではの
組み立て方、映像表現の作り方などは、
あ~なるほどなぁ。と思わせるお話が盛りだくさんでした!

また、実際にご自身で
撮影される時の設定など、こだわっている部分から
設定の違いで変わってくる絵作りも、たくさんの作例を交えてご紹介いただき
映像制作初心者の方でも、かなりわかりやすかったのではないでしょうか?!

後半では
フォトグラファーがYoutubeで活動する上の、メリットや、セオリー、機材の話などをしていただきました。
なかなか、今の時期Youtubeを始めている方もすごく増えていて
ハードルが高く感じてしまっている方も、
明日から始めようかな?!と思っていただけるような
”楽しむ”映像制作のお話が盛りだくさんで かなり盛り上がりました!

ご参加いただいた皆さま、ありがとうござました!




*配信の裏側をご紹介


今回、オフラインでのセミナー開催と同時に配信でもご視聴いただける形にしました。
実は、カメラの台数も多く比較的複雑なセッティングになってしまったこともあり
一部音声や映像が乱れてしまった部分もあったのですが
ぜひ一例として、ご覧いただければと思います。




*使用機材



<カメラ>

S5のセミナーではあるのですが
実は、実際に登壇者の方を撮影しているカメラはS1シリーズを使っています。
というのも、
S5とS1の違いとして、HDMIの出力端子が
S5の場合はマイクロHDMI端子に対し、S1の場合はフルHDMI端子の対応となっております。
今回かなり複数のHDMI配線を行うにあたり、より安心感のあるフルHDMI端子が使えるS1シリーズを採用いたしました。
また今回、全てカメラへ直接USB給電を行いながら使用しました。
リハーサルの時間も含めるとかなりの長時間運用となりましたが、バッテリー切れになることもなく、また熱で止まってしまう等の問題もなく運用できたのは
パナソニックで定評のあるバッテリー運用部分や、熱耐性があったからとも言えます!



<LED>





今回は、配信とリアルと両方での開催だったため
照明機材で実際ご来場の方が見づらくなってしまうということを避けるため
大光量のLEDを天井バウンスでサイドから2灯で環境光を作っています。



<マイク>


動き回ることも想定しピンマイクを
登壇者のお二人に一個ずつつけています。
音声ミキサーがXLR端子での接続のた
め、VXLRを使用しています。



<その他機材>


こちらにプラス
弊社オンラインショップには未掲載ですが
YAMAHAのAG-06という音声ミキサーを使用しています。

もちろんHDMIをはじめとしたケーブル類や
三脚等も使っていますが大きく分類するとこういった機材で構成されています。



<セッティング >

まずは設置図をご覧ください。

▼クリックして拡大


かなり複雑になって(見えて)しまっているので
これを映像の流れをたどって整理をすると



こういった形になっています。

まずは今回
ギュイーンさんのiPad(図ではPCになっています)と
エマークさんのPCからHDMIで資料を出しています。
また、説明用としてそれぞれ1台ずつLUMIX S5を手持ちで持っており
こちらもHDMIで映像を出しています。



これにより、それぞれの資料をお見せするだけでなく
S5で実際どういったメニューを使っているのか、撮影時のカメラの使い方などの説明を
見せる映像を出すことができます。

これらのHDMIからの資料を1台の
BlackmagicDesign ATEM miniに入れています。

これにより、登壇されているお二人自身で
PCの資料を出すのか、手持ちのカメラの映像を見せるのかを切り替えることができます。

さて、そのATEM miniからHDMI OUTで出された映像を
今回はエーディテクノのHDMI分配器に入れています。
ここから、1方を会場でお二人の後ろにあるテレビに出し
1方をもう一台のATEM miniに入れています。



これで、登壇のお二人がスイッチングした 資料、手持ちカメラの映像を会場用のモニターと、配信側へと送ることができます。

次は、配信スタッフがスイッチングするスイッチャー
もう一台のATEM miniに移ります。
1本は、分配器からきたHDMI OUT
そして
会場で設置しているカメラ3台を入力します。

これにより、

ギュイーンさん寄りカット


エマークさん寄りカット


全体引きカット


資料(手持ちカメラ)映像


と、4つの映像を、配信者がスイッチングしながら配信することが可能になります。
スイッチングされた映像は、USB TypeCケーブルでPCに入力し
HDMI OUTで登壇者お二人の前のBenQのモニターに映像を出すことで、今配信されている映像が
登壇者のお二人にご確認いただけるようになっています。





そして、音声ですが
上記でもあげましたように
登壇者の方に1つずつ
RODEのWireless Goをつけています。
送信機側を登壇者のお二人につけてもらい
無線で飛ばした音声を受信機側に送り
その音声はYAMAHA AG-06のミキサーに入れています。



ATEMmini でも音声は入るのですが
大きな音が出た場合にアンプの性能から、歪みが出てしまったり
フェーダーや調整ツマミがなかったりして
突然の音声トラブルに対応しづらいことから
今回は音声ミキサーに入れています。

また、後半部分では
銀一スタッフも登壇し、対談形式でのトークもありました。
そこで、マイクが本来は3本あれば良いのですが 音声ミキサーへの入力が2系統のため
2本のピンマイクを使い回す形での運用をしています。

そんなとき役に立つのがこちら

前半では、登壇者につけていたピンマイクを このインタビューゴーと呼ばれる”棒”に装着するだけで
一瞬で、レポーターマイクとしてお使いいただけます。
これにより、1本のマイクを手渡しすることで 少ないマイクでも、複数人で運用することが可能になります。

これら全てをPCに入力後
OBSというストリーミングソフトを経由して
Youtubeにて生配信を行いました。

いかがでしょうか?
今回は登壇者が2人、それぞれ資料PCと手元カメラがあり、
それによって複雑にはなっていますが
ここまでのセッティングがあるとかなり様々なバリエーションでの配信が可能になります。

かなり接続も多く
今回、セッティング、リハーサルも含めると
4~5時間かかってしまっておりますが、
仕組みが理解できてしまえば、配線図よりもずっとシンプルに感じられると思います。

前回配信システムをご紹介した
【GIN-ICHIスタッフブログVOL.16】気軽にチャレンジ!手持ちの機材を活かした配信機材のご紹介♪

よりもステップアップした配信をやってみたい!
という方は、ぜひご参考になさってみてください!



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