【GIN-ICHIスタッフブログVOL.57】ビデオグラファー栁下さんに聞くフォトグラファーが知っておくべき機材特集-アクセサリー編-



こんにちは!

みなさま明けましておめでとうございます。
今年のお正月はどうお過ごしになりましたでしょうか?
ゆっくり休息のお時間も、大切になさってください♪

さて今回まで続いている
『ビデオグラファー栁下さんに聞くフォトグラファーが知っておくべき機材特集』パート4!最終回です!
今回は、昨年も色々盛り上がりを見せた
周辺アクセサリー類をまとめてまるっとご紹介していきます!!!

では、早速いきましょう!



*話題を総ざらいのDJI RS2!もうジンバルで悩まない!


RONIN-Sが2018年夏に発売後
長く続いたジンバル過渡期が一旦落ち着きを見せたかと思いました。
圧倒的なモーターパワーと、操作感
多岐にわたる機能の充実は
当時、他を圧倒していました。
しかし、重さの部分や、セッティングの難しさなどで
まだまだハードルを感じさせる部分がありました。

そして2019年夏にRONIN-SCが発売になり
その軽さにみなさんも驚いたのではないでしょうか?
さらに、セッティングでネックだったバランスをよりとりやすいようそれぞれのパーツごとの
ロック機能もつきました。
しかし!対荷重が2.0kgという制限により
一眼レフユーザーや、シネマカメラユーザーには、使い所が難しい製品でした。

そして!!!!
今年10月に発表されたDJI RS2

いままで一番のネックだった重さが
カーボンの筐体となったことで大幅に軽量化されており
また、ユーザーにとって密かな悩みだった
運搬のしやすさも、かなり向上しました!
ロック機構付きでバランス調整のしやすさなどはもちろん
アプリケーションを使ったセットアップのしやすさに加えて、
キャリングケースが付属している(Pro Comboのみ)など
現場目線での工夫が多く凝らされており、
実際の安定感も抜群!だと、発表後直ぐに購入し、現場で数多く運用している栁下さんは語ります。

ジンバルというとシングルハンド型とツインハンドル型と、派閥が分かれますが
栁下さんは、一眼を載せるような撮影では
機動性重視で、シングルハンド型が圧倒的に使いやすいとのことです。

もちろん、まだまだDJIのほかにもジンバルは多くあり
それぞれにメリットデメリットはありますが、 価格、パワー、機動性、汎用性を考えて、DJI RS2は
本格的にジンバルでの運用をお考えであれば、ぜひ一度触っていただきたい1台です♪




*DSLR動画での三脚の金字塔を崩す!リーベック新型三脚NX-100C


今まで、一眼での映像制作の現場で、間違いなし!という1台として
長年愛用され続けてきた
ザハトラーaceシリーズ。

もともとザハトラーは、映画・放送業界でも広く定番として使われる三脚として有名ですが
その中でもこのaceは、小型カメラにも対応できる対荷重域で多くのビデオグラファーに愛されています。
しかし、
海外ブランドの宿命でもある、メンテナンスの部分で、
修理に時間と費用が思った以上にかかってしまったり、修理できないパーツが多かったりと、ネックもありました。

そんな中
今年11月に国内動画三脚ブランドのリーベックから発表、発売となった
NXシリーズ!

幅広い重量域をカバーできる5段階のカウンターバランスを搭載した雲台に
カーボン素材を採用した軽量ながら、ねじれ剛性にも強い脚。
軽量で高画質な一眼機を搭載させるムービー三脚の新たな定番が出たな!という機種だと語る栁下さん。

また、リーベックはグリスが特徴的で
比較的下位機種でも、かなり上質なグリスが使われていることが特徴とのこと!
寒冷地や、炎天下でもグリスの状態に変化が少なく、動きにムラがないのもリーベックの良いところ。
また、リーベックは国内で生産・修理していることに加えて、オーバーホールしやすい構造になっているため、メンテナンス部分でも圧倒的な安心感があります。




*新たなシステムでより手軽にムービー三脚を!マンフロットFASTシリーズ


マンフロットより今年の夏に発売された
マンフロット FAST (ファスト) ビデオ三脚シリーズ

その最大の特徴は
一箇所のロックで、全段の調節を可能にしたシステムです。
特に、上記の
635 FAST シングルビデオ三脚は、スチール三脚のように 開脚角度をセレクトすることができ、
動画三脚には欠かせなかったスプレッダーがなくても安定した撮影を可能にします。
使い方は簡単!真ん中の部分をツイストするだけで
上下のパイプが自在に伸縮し、ワンタッチで撮りたい高さへ調節することが可能です!
ウインターシーズンの外ロケ撮影でも、厚手のグローブをしたままで楽々操作ができます。

ぜひ、こちらも合わせて確認してみてください!




*HDMI伝送は、もう遠い世界じゃない!ホリーランドMARSシリーズ


今まで、映像の伝送には
特別な資格が必要だったり、資格が必要ないものでも
何十万円~とする機材がメインだった映像伝送機器の常識が、2020年とうとう壊されました!
それがこちら

屋内使用のみという制限はありますが
この大きさ、この価格帯で、HDMI(SDIも)からの映像信号を
見通し120m飛ばせるのです!!

栁下さんの使用感として、有線でHDMIで繋いだモニターとカメラ本体モニターの差位の遅延を感じるのと、
少々画質が落ちる感覚がある。とのことですが
それでも、小型のHDMI伝送装置が必要なシーンでは、十分に使える。
この価格帯でこれだけの性能の機材は、スモールチームのビデオグラファーにとっては嬉しい存在。とのことでした。

さらに、より遅延の少ないMars400S proが発売されました!
なるべく遅延が少ないものを選びたい!という方は、ぜひこちらもチェックしてみてください♪




*モニターは新しい時代へ。薄くて軽くて安いものを!


DSLR動画制作の初期は
カメラ側の記録メディアの問題や、録画30分制限、記録形式の問題→PCでの処理の重さの問題などもあり
収録機能付きの外部モニターをお勧めしてきました。
もちろん、今でも編集でリアルタイム性の高いProRes収録の魅力もありますし、
ATOMOS製品であれば汎用SSD収録による安心感や、スピード感など、多くのメリットがあります!

その反面、最近ではピーキングや波形モニターなどもカメラ内部で表示出来るようになり、
高速な記録メディアの発達や、カメラの内部収録の画質が大幅に向上した事で、外部収録は保険的な使われ方が増えたように感じます。
これを踏まえてか、外付けモニターは単純に大きな画面で、ピントや背景の写り込み、ボケ感などの確認に特化してきています。
そういった事から、手軽なサイズ感、軽さ、画面の見易さを優先しつつ、コスパの良いものが…!というご意見も増えました。
そこで栁下さんは
FEELWORLDをお使いとのことです。

こちらは、本体重量が235gの超軽量でありながら
500cd/m2の明るさで、この価格!
今までFEELWORLDの難点として、メニュー画面の操作がしづらい…というお声をよく聞いたのですが
こちらはタッチパネルになっており、より操作はしやすくなっています!




*カメラキューブでスッキリしっかり現場もラクラク!


みなさんカメラバッグってどういう視点で選んでいますでしょうか?
色々なタイプがありますが、今回はワンダードというカメラキューブのご紹介です。
先日WANDRDの特集ブログでもご紹介いたしましたが
このカメラキューブを、栁下さんにもご愛用いただいております。

特にこちら

をご愛用いただいております。

特にフォクトレンダーをお使いの栁下さんは
このキューブにレンズを入れて収納すると

このように綺麗に収納することができ、
普段よく使うレンズと、使用頻度の低い機材、予備の機材、音声機材などの分け方をし
大きめのバッグにこのキューブを2つコンパートとしてお使いになっているそうです。

こうすることで、現場で色々な機材をごちゃごちゃ取り出すことなく、必要なものだけを取り出すことができ
また、このキューブは、縦に立てておくことができるので このキューブを複数揃えることで、保管も持ち出しも、一度に管理することができると
重宝しているそうです。

ぜひ参考にしてみてください!



*withコロナ時代にカメラマンには欠かせない!!曇り止め付きメガネクロス


メガネユーザーも多いカメラマンにとって
いつでもどこでもマスクが必須となったこの時代、すごく生活しづらいと感じている方も
いらっしゃるのではないでしょうか?!

そんな方には絶対これ!

(大変人気商品のため、現在欠品中につき次回入荷までお時間いただいております。)
このフォグストップ缶は、ぜひ一度騙されたと思って使ってみてください!
本当に曇らないです。
一度使うと、もうこれからは、これなしでは生活できない!となるぐらい(笑)
もちろんメガネにもいいですが
カメラの液晶画面やファインダー部分にもご使用いただくと、寒い日でも自分の体温で曇ってしまうことが軽減されます!

ただ、クロスに曇り止めの成分をつけているため
レンズの表面などにお使いになると、コーティングが剥がれてしまったり傷がついてしまったすることがありますので
ご注意ください!
店頭ではサンプルもありますので、まずは1回お試しください♪

勿論、グラマス製の保護ガラスを液晶に装着していれば、
何の心配もなく曇り止めが使えますね!

さて、だいぶ長くなってしまいましたが
いかがでしたでしょうか?!

4回にわたり連載してきた
『ビデオグラファー栁下さんに聞くフォトグラファーが知っておくべき機材特集』!
もちろん、あくまで栁下さんの撮影・現場スタイルにあった機材を多くご紹介しているため
現場によっては、合わないなどもありますが
ぜひ、選んでいただく基準として、ご活用ください!

今回ご紹介した機材の多くは、店頭でも展示しておりますので
ぜひ気になる点があれば、店頭にてスタッフまでお声がけください!

ご来店お待ちしております♪



→ブログ一覧へ戻る