【GIN-ICHIスタッフブログVOL.86】新製品Profoto A2を徹底解剖!



最終更新日:2022.7.19



こんにちは!

暑い日が続きますね…
まだ暑さに体が慣れてないこの時期、
熱中症予防は念には念を!
塩タブレットが手放せません~
さて、今日はお待ちかねの方もいらっしゃるのではないでしょうか?!
Profoto話題の新製品Profoto A2をご紹介いたします!!

それぞれ、今までのラインナップの機種とどう違うのか?!
なにが良いのか?!簡単に比較できるようにご紹介できればと思っておりますので
ぜひご覧ください♪




*Profoto A2とは?!まずは、B10Xとの違いはなに?!





まずこちらのProfoto A2
こういった製品画像でみると、ぱっと見、B10Xとの違いがわからないですよね笑





早速A2とB10Xの機体の違いを見ていきましょう。





こちらが、真正面からA2とB10Xを並べた状態です。
まずは、発光面の大きさが全然違うのがお分かりでしょうか?
後ほどA10との比較にてご紹介いたしますが
B10シリーズは、今までのProfotoアクセサリー(OCF,RFi)が使える いわゆるスタンダードな発光面直径だったのに対し
A2は、A1,A10シリーズと同じくClicシステム(マグネットでパコっとつくタイプ)が使える大きさになっています。





次にボディの大きさの比較です。
一目瞭然で、A2が小さいのがお分かりいただけると思います。
B10Xがボディ重量1.5kgに対し A2がボディ重量773gとほぼ半分!!

実際に店頭で、触っていただくと、 「思ってたより小さッ!思ってたより軽ッ」と言われることが多いです。
そのくらい小さく、軽いのがなによりの特徴です。





次に背面の比較です。
ここでいうと、ほぼほぼ同じです。
メニュー画面もほぼ一緒で、もしB10Xをお使いであれば、そのままの感覚でご使用いただけると思います。
ただ、1つ違いとしては
モデリングランプです。
ここに関しては、B10シリーズとの一番大きな違いになっています!
B10シリーズの特徴として
モデリングランプのLEDが、光量の調整に加え、色温度の変更も可能になっているのに対し
A2では、光量の調節のみ可能になっております。
ただ、光量の調節といっても、
①常にMAXで光らせる
②ストロボの光量に合わせてモデリングの光量を変える(例:ストロボ光量設定[10]であればモデリングランプMAX、ストロボ光量設定[5.0]であればモデリングランプは50%) の2種類しかないので
B10のように、モデリングランプを、自由に使う形ではありません。
設定の仕方は





メニュー画面から『CONTINOUS LIGHT』のところに入っていただき





どちらかお選びいただく形です。


もちろん、ストロボの光量の差もあり
B10が250Wsに対し、A2は100Wsとなっております。
その他チャージスピードなども違いますが、この辺りは、後述の比較表をご覧ください。




*次は、A10シリーズとの違いはなに?!



次は、同じ『A』シリーズの名を持つA2とA10シリーズの違いを見ていこうと思います!




同じ『A』の名を持っているものの形は全く違うA2とA10
A10は、所謂クリップオンストロボの形にたいし、A2はモノブロックストロボ型です。
ただ、発光面の大きさは一緒です。




共通の点として、バッテリーが共用です!
バッテリーは共通なのに、なんとA2はフル発光(100Ws)で400回も使えます!
ちなみに、A10はフル発光(76Ws)は450回です。




重さに関しては、A10シリーズが560gに対し、A2が773gなので
少し重たいですが、形のバランスもあり、そこまで感じることはないかもしれません。




*A2、B10、A10比較表!



さて、写真を見ながらの比較をしていただきましたが
ここで今回ご紹介した3機種の比較表を作成いたしましたので、ご覧ください!

A2 B10X A10
重量 773g 1.5kg 560g
最大出力 100Ws 250 Ws 76Ws
リサイクルタイム 0.1~1.6 秒 0.05~1.3秒 0.05~1.0秒
モデリング光量 200ルーメン 3250ルーメン 公表なし
モデリング色温度 3500K 3000~6500 K(±500K) 公表なし
モデリング光量(GIN-ICHI調べ)※ 104 lx 540 lx 117 lx(A1X)
フル発光時 最大発光回数 400回 400回 450回
使用バッテリー A シリーズバッテリー Mkll B10用 リチウムイオンバッテリー A シリーズバッテリー Mkll
使用アクセサリー Clicシリーズ OCFアクセサリー、他多くのProfotoアクセサリー Clicシリーズ
バッテリー使用しながらの充電 不可 可能 不可
アンブレラ使用 そのまま可能 そのまま可能 アダプターが必要
リモートコマンダー 必須 必須 オンカメラで使用する場合には不必要、またその場合リモートコマンダーとしても使用可
スマートフォンアプリコントロール 可能 可能 可能
現時点(2022.07)での販売価格 130,482円 (税込) 258,984円 (税込) 136,323円 (税込)

※モデリング光量(GIN-ICHI調べ)について
 モデリング光量についてA10シリーズはメーカー公表データがなかったので、調べました!
 条件としては、真っ暗な部屋でストロボ発光面から約1.5mのところにセコニックカラーメーターC-700を設置。
 それぞれモデリングランプを最大光量にしてテストしています。
 ちなみに、色温度についてはA2が約3300K、A1Xが約3200Kでした。
(B10Xは3500Kに合わせて計測しています)

このように比較表で見ていただくと 違いがわかりやすいと思いますが、では実際どういう撮影にはどれが向いているのでしょうか?!




*実際自分にはどれがフィットする?!シチュエーション別おすすめ



・しっかりスタジオライティングを手軽にロケでもスタジオでも使いたい方はB10X!
光量もしっかりあり、それでいて、ロケでも持っていくことが可能な重量感
また、バッテリー運用しながらACに刺して、充電しながらの使用も可能です。
そのため、バッテリーの残量を気にすることなく、スタジオでの使用が可能です。

ただ、A2、A10と比べると重量感があり、ロケ撮影がメイン、そこまでしっかり光量をあげてライティングはしない。
という方には、少し過剰機材かもしれません。
しっかり諸々機能も積んでいるので、価格もお高めです。

・オンカメラ(クリップオン型)での使用が多い方はA10!
A10の魅力は、なによりもホットシューの上に載せ、そのままTTL機能まで使って撮影できる手軽さです。 取材や、スタンドを立てずにロケ撮影などをする場合、撮影セッティングに時間が取れないシチュエーションが多い方には
とっても手軽でオススメです。

一方で、もちろんオフカメラでも使え、スタンドに立て、Air Remoteや、先日発売されたConnect Proを使っての
同調、調光も可能ですが
A10シリーズをスタンドに立てようとすると、必ず





こういった製品が必要になります。
Profotoユーザーの方は特に、スタンドワークをする方が多いので
そういった方は、このアダプターを忘れてしまうと大変です(^^;)




*なるべく軽く、スタンドワークが多く、光量は小さくてもOK!という方はA2!



そして今回発売したA2。
最近のミラーレスカメラは感度も上がってきており、
大型のストロボを持って行って感度を下げて、ノイズが出ないように…
という工夫が必要なシーンも少なくなってきました。
その分、ストロボは軽く!手軽に!という方は是非A2を。
またB10シリーズと同じようにスタンドにそのまま刺さる形なので、スタンドに立てたオフカメラスタイルも
サッと設置が可能です。
また、まだ正直ラインナップの少ないClicシリーズのアクセサリーですが
A2であれば、アンブレラが標準で刺さるようになっているので
アダプター等用意せずとも、通常のアンブレラ
またトランスルーセントのアンブレラ+バックパネル等で簡易のランタン風ライティングを作ったりと
ぐっとライティングアクセサリーの幅が広がります。

また、A2には同梱されておりませんが
もし、すでにA1やA10をお持ちの方がいらっしゃいましたら、同梱されているClicドームをA2で使うのもおすすめです!








*写真で見るA2,B10X,A1Xの違い!



それぞれ、発光面の大きさや、フロントガラス種類、発光管の形、モデリングの種類も違うため、比較して撮影しました!

まずは、ストロボの光の比較をご覧ください。




すべてカメラは、シャッタースピード 1/125 ,ISO 800, F5.6で撮影しました。
特別アクセサリー等はつけていません。
A1XとA2は発光面の大きさが全く同じにも関わらず、光の回り方が全然違い、もちろん光量は違いますが
光の広がり方はA2とB10Xがかなり近いのがお分かりいただけると思います。


次にモデリングです!




こちらもカメラはすべて、シャッタースピード 1/100 ,ISO 2500, F2.8で撮影しました。 ストロボよりも顕著に違いが出ています!!
上記の表でご紹介した、モデリングランプ光量(GIN-ICHI調べ)で A2がA1Xよりもモデリング光量が小さく、あれ?と思った方もいらっしゃるかもしれませんが
上の写真でお分りいただけるように、小さい範囲にスポットで当てているので、真ん中に設置したカラーメーターでは、強く光量が出ていたものだと思われます!

上記のストロボ、モデリングランプをみていただいてもわかるように 光の周り方はB10XとA2がかなり近いので、すでにB10Xをお持ちの方や
B10Xと一緒に合わせて購入をご検討いただいている方で
光量小さめのサブ機をご検討の際は、A2がおすすめです!!


いかがでしょうか?!

話題のProfoto A2は、スタジオショップ店頭でもお試しいただけます!
ここでご紹介しきれなかった様々な違いや、機能もまだまだあるので なにか気になる点があれば、是非店頭でお試しください。

本当は今回で、同じく新製品の
Profoto Connect Proもご紹介しようと思っていたのですが
長くなってしまったので今回はここまで!
まだ次回をお楽しみに!!





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