最終更新日:2022.8.10
こんにちは!
先日とても久しぶりに、単行本の漫画を全巻一気に大人買いしました!(とはいえ全8巻なのですが…)
やはり紙で読む漫画は良いですね。
最近は、始めの方を電子書籍で無料で読めるものも増え、ついつい電子書籍で買ってしまいがちですが
紙の匂いを嗅ぎながら読む漫画は、より一層面白く感じる気がします。
さて、今日は
前回Profoto A2の時に、また次回!!!としました
Profoto Connect Proのご紹介をしたいと思います♪
*Profoto Airシステムのおさらいと、Connectの進化。
長年Profoto製品をご愛用いただいている方にとって
ProfotoのAirシステムは、なくてはならない存在だと思います。
特に、B10以降は、ストロボ本体にシンクロ端子自体がなくなり
基本ストロボ撮影を行うためには、Airシステムの導入が必須となっております。
そんなProfotoのAirシステムにはもともと
大きく分けて3つのシリーズのトランスミッターがありました。
まず1つ目が一番定番のAir Remote TTLシステム
2014年に発売開始以降
プロユースでは、TTLを使う場合、ほぼこれ1択と言ってもいいほど
多くの方にお使いいただいているこちら。
Profotoシステムでは初のTTLに対応したモデルです。
A~Cまでの3チャンネルをそれぞれTTLを使った自動調光と、マニュアルでの調光を
ボタン一つで切り替えられ、
今までTTL機能をあまり使っていなかったプロからも
現場でのスピード感をこれで一気に加速させることができると、熱い支持を受けていました。
次に
こちら。
TTL機能は要らず、またキヤノンやニコン、ソニーなど
ブランドを跨いで様々なカメラを使い分けているという方に、愛されるAir Remoteも
長年定番でお使いいただいております。
液晶が付いていないため、確認自体はストロボ本体でする必要はありますが
チャンネル毎のマニュアル光量調節、モデリング、発光のON/OFFなどが
手元で操作できるため、
多くのスタジオや、レンタルなどで使われている1台です。
最後に
2019年に発売された、こちらのConnect。
超シンプルデザインでありながら、TTLにも対応した1台です。
本体操作は、Auto(TTL)か、マニュアル、電源OFFの切り替えしかなく
ほとんどの制御を、このConnectと接続した
スマートフォンアプリケーションで行います。
Connectの登場で
アプリケーションで行われるストロボ制御により
実際にストロボの光量が、どれぐらいで発光しているのかを手元で確認しながら使えるようになりました。
ただ、このConnectの場合、光量の調節や、確認など
全てをスマートフォンでの作業となるため、撮影中にスマートフォンでの操作が難しいシーンなどでは
なかなか使用方法に悩まれるパターンも多いのが難点でした….
そんな中!
今回新登場したのが、『Connect Pro』です。
こちらを一言で表すのであれば
Air Remote TTLとConnectのいいとこ取り!
では、早速Connect Proの詳しい仕様を見ていきましょう!
*Connect Proってなにができるの?!違いはなに?!
Connect Proは
全部で6種類!
その中でも、現在発売されているのはCanon用と、Nikon用、
FUJIFILM用、
そしてTTL機能がない代わりに、どのカメラでも対応しているNon-TTLモデルの4種類となっており
SONY用、Leica用は、今年の秋に発売予定になっています。
TTL(AUTO)での使用をする場合は
それぞれお持ちのカメラに合わせて、機種をお選びくださいませ。
では、早速使い方を見ていきましょう!
ホットシューの上に乗せていただき
横の白いボタンを長押しします。
これで、電源が入ります。
このボタンは、テスト発光ボタンも兼ねておりますのでご注意ください。
そして、まずはそれぞれのセッティングを行う前に
ご確認いただきたい箇所があります。
それは、コントロールモードの選択です!
真ん中のボタンを押すと
メニュー画面に入りますので
この部分をご確認ください。
ここが『Air 1』になっている場合
A1,A1Xや、B1,B1X、B2、現時点(2022.08時点)ではD2など
Air Xに対応していないモデルを使用する時に、ご使用いただけるモードとなっており
既存のAir Remoteなどと同じように使用が可能です。
ここが『Air 2』になっている場合
A10や、B10シリーズなど
Air Xの最新システムに対応しているモデルを使用する場合には、こちらのモードにしてください!
こうすることで、このConnect Proになって新しくできるようになったことが、すべてアクティブになります。
対応機種もあっているのに、ちゃんと機能が使えない…という時は、
まずはこの設定をご確認くださいませ。
さて、では次に、このConnect Proで、できるようになったことをご紹介していきます。
まずは、すでにProfotoをお使いの方にとっては待望だったのではないでしょうか?
やっと!!手元で光量を確認できるようになりました!!
というのも、今までのAir Remote TTLでは
光量の上げ下げ等調節ができるものの、『±○』の表記しかないため、今ストロボがいくつに設定されているのかは
見ることができませんでした。
しかし、今回から、このAir 2で
対応機種で使っている場合、光量を上げ下げしても、今ストロボがいくつになっているのかを
手元で確認できるようになりました!!!!!
特に、トップに設置したストロボなどの場合
ストロボ本体の背面が、高いところに設置されてしまい、確認できない…というシーンなど
常に手元で、どれぐらいで発光させているのかを絶対値で確認しながら使えるので
まだフル発光まで余裕があるな…とか、他との発光量がかけ離れてないな…などを
手元で確認できます。
ただ、1点注意点として
このConnect Proと、ストロボ本体は、相互通信をしているわけではないので
Connect Proで調節した後、ストロボ本体で光量を調節しても、
手元のConnect Proには、その光量は反映されず、数値が正しくなくなってしまうのでご注意ください。
次に、このConnect Proになってできるようになったこと2個目は
調光のできるグループ数の増加です!
このように、前のAir Remote TTLではA~Cの3グループしか
TTLを使った個別調節が手元でできなかったのに対し
A~Fまでの6グループが、
制御できるようになりました!
※A~CまでがTTL調光が有効で、D~FはTTL時でもマニュアルでの調光操作となります。
商品撮影のセッティングなど、組んでいくと意外と
あっという間に4~5台のストロボを使うこともよくある…という方にとっては
かなり嬉しい進化です♪
さらに、これはConnectから引き継いだ機能でもありますが
Profotoのスマートフォンアプリとも連携できるようになりました。
アシスタントさんがいる現場や
もっと大きな画面で、直感的に操作したいシーンなどでは
アプリをつなげることで、より手軽に操作ができます。
さらに、意外と細かく発表されるファームウエアのアップデートも
アプリを開くだけでケーブルレスで行われるので
新しいカメラを導入した際のトラブルも、すぐに解決できます♪
*対応カメラは?気になる細かいところを解説!
こちらのConnect Proですが
Air 2でのシステムで使用するには、対応のストロボが必要です。
2022年8月現在対応しているストロボは
・B10,B10Plus,B10X,B10XPlus
・A10シリーズ(A1,A1Xは不可)
・Pro-11
が、すでに対応しているモデルとなっており
D2シリーズは、今年秋にファームアップで対応予定となっています。
ちなみに、Air 2に対応していないモデル(例えばA1Xなど)とB10など対応しているモデルを
一緒に使った場合
Air 2モードでのConnect Proからの調光は、対応しているモデルだけができ
対応していないモデルは、調光はできないものの、シンクロ発光はされます。
ただ、調光ができないので、混在しているシーンでは、Air 1で使っていただく方が良いかと思われます!
次に、実はAir Remoteで意外と問題になっていたのが
電池問題です。
Air RemoteもConnect Proも同じく単4電池を使うのですが
Air Remoteが意外と電池を使う!!
気がついたら電池がなくて消えて
た…なんてこともしばしば。
消耗も早いので、カメラマンさんの間では
エネループなどの充電式電池を使っている方も多いのですが
実は、Air Remoteでは、充電式電池を使わないようアナウンスしておりました。
というのも、充電式の電池は、通常のアルカリ電池に比べ電圧が低く
使用状況によっては、動作が不安定…ということが多発していました。
ですが、実はこのConnect Proから
充電式電池でも使える仕様になりました。
これで、電池の消耗を気にせず、バシバシお使いいただけます….!!
さらに、地味なところですが
今回から、専用セミハードケースがつきました!
今までのAir Remote TTLにはケースがなく、結構ケースに迷われているご相談も多かったので
安心して持ち運びができるようになったのも嬉しいポイントです!
1点ご注意いただきたい点があります!
それは、シンクロターミナルです。
このConnect Proには、シンクロケーブルを挿す端子がありません。
そのため、旧製品などでシンクロケーブルでしか同調しない製品でのご使用や
Profoto以外のストロボとの連動はできませんので
ご注意ください!!
シンクロ端子が必要なシーンでは、引き続きAir RemoteやAir Syncをご使用くださいませ。
いかがでしょうか?!
今回は、ユーザー待望のProfoto新製品Connect Proの詳しい仕様などもご紹介してきました。
まだSONY用などが発売できていない状況で
待ちきれないーーー!という方もいらっしゃるかもしれませんが
ご予約は承っておりますので、ぜひお待ちいただけますと幸いです♪
店頭では、実際に触っていただけるものもご用意しておりますので
大きさや、細かい仕様など
気になるところがあれば、ぜひお試しくださいませ。
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