【GIN-ICHIスタッフブログVOL.108】スタッフ直伝!チャートで選ぶEIZOモニター



最終更新日:2023.7.28



こんにちは!

先日、10数年ぶり以上に
生の桃を食べたのですが、あまりの美味しさに
びっっっくりしました....美味しい....

さて、今日は
EIZOモニターのお話をしようと思います。

EIZOのモニターは、カラーマネージメントモニターとして
すでに多くの方にもご愛用いただいており
使ってるよ!!という方も多いと思います。

しかし、最近
EIZOモニターも、なるべくシンプルな機能で価格を抑えたモデルから 映像制作のマスターモニターに近い様な形で使用できるモニターまで 価格帯、機能等多様化しており
特に写真編集でも動画編集でも使用したい!!という方にとっては
なかなかどのモニターを選んだら良いのかわからない!!というご相談も多いです。

しかし!
2択で選んでいくだけで、自分にあったモニターがわかる
スタジオショップスタッフ直伝の、選び方チャートができたので
今日はそのチャートの解説をしつつ 改めて最新EIZOモニターのラインナップをご紹介していきたいと思います♪

では早速いきましょう!






*スタッフ直伝!これでモニター選びもバッチリ!チャートで選ぶEIZOモニター



様々なモデルがあるEIZOモニターですが、
その中でも、カラーマネジメントに対応しているシリーズが
『ColorEdge』シリーズになります。

そんなColorEdgeの中でも、かなり種類がありますが
2択の選択をしていただくだけで、買うべきモニターがわかる
スタジオショップスタッフ直伝チャートが、完成いたしました!!

早速まずは、チャートをご覧ください!







*選択肢ポイントを解説!悩んだらここを!



チャートの中の選択肢、2択とはいえどっちがいいのか…悩みますよね!
一つずつ選ぶポイントを解説していきます!

①『内蔵キャリブレーションセンサー』について

EIZOモニターには
モニター自体にキャリブレーションセンサーが内蔵されているモデルと 別途外付けのセンサーを購入し、キャリブレーションの際にPCと接続して使うモデルと
2種類あります!

センサーが内蔵のモデルであれば わざわざキャリブレーションを行う際に、センサーを持ってきて、ケーブルで接続して…という手間がないだけでなく
定期的に自動でキャリブレーションを行なってくれる機能も付いていたりと
使用している間に徐々に生じるズレも、都度修正し、常に正しい状態で使用できるのも魅力の一つです!
ただ、どうしてもセンサー内蔵のため価格が上がってしまいます。


※自動キャリブレーション設定画面




なるべく初期投資は抑えたい…という方には
キャリブレーション時に、外付けセンサーをつける、内蔵されていないモニターを選ぶことをおすすめします!

EIZOモニターのキャリブレーションだけにしか使わない!ということであれば、こちらがおすすめ!





EIZOモニターだけでなく
お使いのPCのソフトウェアキャリブレーションなどにも使いたいということであれば



こちらのキャリブライトDisplayシリーズや



こちらのSpyderシリーズなどがおすすめです!





②サイズについて

ColorEdgeシリーズには
31インチ、27インチ、24インチの3サイズがあります。
単純にモニターサイズなので、
設置場所や、環境に合わせてお選びいただければと思います。

ただ、一度大きいモニターを使うと モニターが小さくなった際にストレスを感じやすいので
今お使いのモニターサイズに合わせて購入いただくと、スムーズだと思います!


③4K?2K?

4Kモニターか、2Kモニターかは 今の時代かなり悩ましいところだと思います。
もちろん、4Kの方が価格が高く2Kの方が比較的手が届きやすいこともあり
そこの部分も含めて検討されるかと思います。

ただ、4Kって、4Kの映像制作する人以外は必要ないんじゃないの??
と思われがちですが、
スチールの方でも、必要な可能性ももちろんあります!

特に、最終が印刷物になるお仕事をされている方は
より実際の印刷の解像度に近いのは4Kです。
印刷後の見え方を確認しながら編集作業をされたい!という方には4Kがおすすめです。

また、最近ではiMacやMac Bookなどをサブモニターとして使ったり
作業用としてご使用されているカラーマネジメントモニターではない、通常のモニターが手頃な価格のものでも4Kモニターだったり
ということが、よくあります。
その場合は、モニターによって解像度が違うと作業がしづらかったり、目が疲れてしまったりということがあります。

なので、デュアルモニターでお使いの場合などは、そこも踏まえご検討いただければと思います♪


④HDRについて

このチャートには記載していませんが
ColorEdgeシリーズの中で、
・CG2700S
・CG2700X
・CG319X
・CS2740X
の4種類(CG3146を除く)がHDRに対応しています。

ここ数年、よく耳にするHDRですが High Dynamic Range(ハイダイナミックレンジ)の略称で、従来のSDR(スタンダードダイナミックレンジ)に比べてより広い明るさの幅(ダイナミックレンジ)を表現できる表示技術で、簡単に言えば、白飛びも黒飛びもしない様に見えるということです!

ただ、このHDRは、映像の最終納品形態によっても、必要か必要じゃないかが決まってきますが
ここでその話を始めてしまうと、かなり長くなってしまうので
迷われた方は
EIZOさんのサイトで詳しくまとめられているので、ぜひこちらをご覧ください!
https://www.eizo.co.jp/eizolibrary/color_management/hdr/index.html


⑤sRGBかAdobe RGBか

こちらについては、すでに長年、カラーマネジメントの中で
広く話題にされているので、ご存じの方も多いと思いますが
簡単にご説明すると
sRGBに比べ、Adobe RGBの方が色域が広くなっています。

一般的な汎用性がある表現を確認したい場合には、sRGBで確認し
高品質商業用印刷や、映像制作、CG・アニメーションにおいては、広い色域のAdobe RGBで確認する必要があるので
使用用途によって、Adobe RGBが必要かどうか、ご確認ください!

いかがでしょうか?
選択肢のポイントを押さえつつ、チャートを進めていただければと思います♪






*それぞれのモニターへはこちらから



■ A→CG319X



現状ColorEdgeシリーズの中で
最高クラスを誇るCG319X!
4K HDRだけでなく、DCI 4K/60p入力にも対応しており
映像制作におけるマスターモニターとしてもお使いいただけるような 性能を備えているので、
本格的なカラコレ、カラグレをご自宅やスタジオで行う際の基準モニターとして
おすすめの1台です。

※ PCとの接続は、HDMIか
Display Portのみとなり、USB-Cには対応しておりませんので、ご注意ください。





■ B→CG2700X



2022年発売の新定番モニターの1つ。
27インチと、映像制作の方に人気のサイズでありながら
キャリブレーションセンサー内蔵で、最新機能を網羅するCG2700Xは
この先数年は、間違いなく
ColorEdgeを代表するモニターとして活躍間違いなし!
これからしっかり映像制作をしていきたい!とお考えの方におすすめしたい1台です。





■ C→CG2700S



CG2700Xの姉妹機種でもあるCG2700Sは
最新機能は網羅しつつも
4Kではなく、WQHDに抑えることで、価格も抑えたモデルです。
4Kである必要はないけれども、HDRや最新の基本性能は抑えたいという
動画、スチールのハイブリットで活躍されるカメラマンにおすすめしたい1台です。





■ D→CG2420-ZBK



キャリブレーションセンサー内蔵が希望で、サイズは24インチが良い!という方には
このCG2420-Zがおすすめです!
ただ、HDRには対応していないので、
映像制作をされる方は、ご自身のワークフローに適しているかご注意くださいませ!

※ PCとの接続は、HDMIかDisplay Portのみとなり、USB-Cには対応しておりませんので、ご注意ください。





■ E→CS2740X



キャリブレーションセンサーは外付けになりますが
4K, HDR等現代の映像制作には欠かせないポイントをしっかり抑えたモニターで、ビデオグラファーの方にも人気の1台です。





■ F→CS2740



キャリブレーションセンサー内蔵、HDRは必要ないけど、4Kや最新機能はしっかり網羅したいという方におすすめなのがこちらのCS2740。
写真編集において、細部までしっかり確認したい。というスチールカメラマンにも人気の1台です。





■ G→CS2731



27インチの広いモニターで、しっかり確認しながらも
ベーシックな機能で、写真編集を楽しみたい!という方におすすめの1台が、CS2731。
比較的手頃な価格ながらも、
27インチあると、A3ノビ実寸を表示しても、十分にツールパレットを表示できるので、
制作の際にストレスを感じずに作業していただけます!





■ H→CS2400S



デジタル写真やイラスト、デザイン制作を行うユーザー向けのスタンダードモデルのCS2400S。
Adobe RGBを99%カバーする広色域があるので、
ご自宅でも高品質プリンターでの写真印刷を楽しむ方にもおすすめの1台です。





■ I→CS2400R



ColorEdgeシリーズの中でも、一番お手頃価格のCS2400Rですが 一般的なPCや液晶モニターで採用されているsRGBをしっかりカバーし、もちろんハードウェアキャリブレーションにも対応しているので 最初の1台として、ロケに持っていくモニターとしても人気の1台です。


いかがでしょうか?

近年
かなりお手頃な価格帯から、なかなか理解が進みにくい映像制作の様々な機能が積まれた高性能モニターまで、ラインナップの幅が広いColorEdgeモニター。
ぜひ、迷われた際には、参考にしてみてください!

店頭では、実際にモニターをご覧いただきながらの比較も可能です!
ご質問等はスタッフまで!ご相談お待ちしております。




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