最終更新日:2023.8.10
こんにちは!
もう学生さんは夏休みの方が多いのでしょうか?
朝いつもの通勤電車が、学生さんがおらず少し空いており
夏休みを実感しますね~
お子さんがいるお母さん、お父さん達お疲れ様です!!!
さて、今回は
先日ピークデザインから新発売された
マイクロクラッチのご紹介をしたいと思います!!
ストラップや、キャプチャー、カメラバッグ、モバイルシリーズで
すでに多くのファンがいるピークデザインですが
その原点でもあるクラウドファンディングのKickstarterで、今年春
1万人以上の参加者と150万ドル近くの出資を集め、完成させたのが
このマイクロクラッチです!
そんなすでに多くの注目と期待を集める
マイクロクラッチの魅力を、今回は徹底解剖!
では早速いきましょう♪
*『クラッチ』ってどうなの??多くの人を魅了する理由!
元々、ピークデザインには
長年定番として
がありました。
ハンドグリップ型のストラップは
通常のカメラストラップや、
手首などに巻くリストストラップなどとは違い
カメラを握る手自体をサポートする形になるので、独特なホールド感があります。
また
カメラがぶらぶらしてどこかへぶつけてしまうということもないですし
収納時の煩わしさなどもないため、
一度使うと病みつきになる方も多いアクセサリーの一つです。
中でも、このピークデザインのクラッチは
その高いデザイン性だけではなく
ピークデザインの代名詞でもある、アンカーを使ったシステムで
取り外しのしやすさや、通常のストラップとの併用もしやすく
熱狂的なファンの多いアクセサリーです。
しかし、
近年、デジタル一眼レフに比べ、ミラーレスカメラが主流になり
小型軽量化されたモデルのカメラも増えてくる中
クラッチシステムは使いたいが、カメラボディ自体のサイズに
クラッチがマッチせず、クラッチの最大の魅力であるホールド感が十分に得られないというモデルも出てきたことで
発案されたのが、このマイクロクラッチです!
*マイクロクラッチ『L型(Lプレート)』と『I型(Iプレート)の違いと対応について
マイクロクラッチは、
すでに発売されていたクラッチとは違い
その大きな特徴として、カメラの底につけるプレートを軸に取り付けることです。
詳しい取り付け方は、後ほどご紹介いたしますが
まず、このマイクロクラッチの特徴であるプレートについてご説明いたします。
実は、このマイクロクラッチは
カメラ底に取り付けるプレートが2種類あり
プレートがL型になっている
と、
プレートがストレートのI型になっている
の2種類の中から選んでいただく形になります。
簡単に説明すると
グリップ部分が出ている比較的大きなボディサイズのものに適しているのがLプレート
グリップ部分がなく(小さく)ボディサイズも比較的小さなものに適しているのがIプレート
ではありますが、
お使いのカメラがどちらのプレートに適しているか
一覧の表にいたしましたので、お探しの際は、こちらをご覧ください!
(2023年8月現在)
Lプレート | Iプレート | ||
---|---|---|---|
Canon | R5 | ◯ | |
R6,R6II | ◯ | ||
R7 | ◯ | ||
R8 | ◯ | ||
R10 | ◯ | ||
EOS R,RP | ◯ | ||
G7X | ◯ | ||
Nikon | Z5 | ◯ | |
Z6,Z6II | ◯ | ||
Z7,Z7II | ◯ | ||
Z30 | ◯ | ||
Z50 | ◯ | ||
ZFc | ◯ | ||
D850 | △ | ||
SONY | α7シリーズ | ◯ | |
α7C | ◯ | ||
α1 | ◯ | ||
α6000シリーズ | ◯ | ||
FX-3 | ◯ | ||
FUJIFILM | X-T5,X-T4 | ◯ | |
X-T3以前の機種 | ◯ | ||
X-T30以前の機種 | ◯ | ||
X-100シリーズ | ◯ | ||
X-PROシリーズ | ◯ | ||
X-E4以前の機種 | ◯ |
こちら以外の機種については、
各マイクロクラッチの商品ページに掲載されいてる
対応表をご覧ください!
また、最新の情報はピークデザイン本国のホームページ をご参照ください。
さて、
L型とI型の違いについては、お分かりいただけたと思いますが
ここからは、具体的にこのマイクロクラッチの魅力をご紹介していきたいと思います♪
*細部までこだわり設計! マイクロクラッチがすごい!!
すでに発売されていたクラッチは、通常のカメラボディのストラップ取り付け部に
クラッチ上部を取り付け、ボディ下に取り付けたスタンダードプレートにピークデザインのアンカーを取り付ける形でした。
しかし、今回のマイクロクラッチでは
プレートとクラッチ部分が一体型になっています。
そのため、え?使いづらいので
は…???と感じてしまう方もいらっしゃると思いますが
実はかなりのこだわり設計!
そのこだわりポイントを3つご紹介いたします。
ポイント①
ストラップが可動式で、どんな持ち方にもフィット!
プレートに付けられたストラップ部分が
実はこの様に可動式になっています。
そのため、カメラボディの形や、手の形、手の通し方など
どんな持ち方をした時でも、ホールド感が失われない様になっています!
ポイント②
隠れレンチで、バッテリー交換も楽々!
ぱっと見、このプレートを付けてしまうとバッテリー交換できなくない…?と思われると思います。
でも、ピークデザインはそこももちろん考慮済み!
実はこのプレート、ここの部分を押すと、
この様にシュッとアセンブリツール(工具)が出てきます!!
普段は協力なマグネットでくっついているので、使っていて落としてしまうということがありませんが
必要な時には、ワンタッチで出てきます!
この工具を使って、カメラに取り付けるためのネジを閉めたり緩めたりするのですが
少しだけ緩めると、フリーでプレートが動くので、
バッテリー交換も楽々です!
プレート自体にマグネットが入っているので、出先でバッテリー交換している間に
工具を無くしてしまいそう…
という時は、ここにパチっとくっつけてバッテリー交換し
入れ終わったら、またこのレンチを使って締めれば良いだけなので
工具をポケットに入れて無くしてしまった…手に持ってたはずなのに
いつの間にかなくなってしまった…ということもありません!
ちなみにプチ情報ですが
このレンチ、このLになってる側でも、先側でも使えます!
ポイント③
アンカーとの併用で、マイクロクラッチとストラップ2つ付けもシンプルに!
撮影している時は、マイクロクラッチで使いたいけれども
持ち歩いている時は、ストラップで使いたい… と思いますよね!
そんな方にも、このマイクロクラッチであればジャストフィット!
プレートにアンカーを取り付けられる様に穴が用意されています。
そのため、そこにアンカーを取り付けていただき
カメラボディ左側のストラップ環にもう一つのアンカーを取り付けていただければ
マイクロクラッチをつけた状態でも、ストラップもつけられます!
マイクロクラッチ自体が、シンプルで邪魔になりにくいデザインなので
両方使いでも全然違和感を感じさせません!
いかがでしょうか?!
シンプルな見た目に込められた細部のこだわりを、ぜひ感じていただければと思います。
*組み立て方を解説!マイクロクラッチはまずネジから!
さて、ここまでマイクロクラッチの特徴についてご紹介してきましたが
こだわりの詰まったデザインであるが故に
初見で何も見ずに開けると、ん….?どう取り付けるんだ…??となると思います。
一緒に説明書も入っていますが、英語表記になっているので
同梱物も確認しながら、組み立て方をご紹介していきます!
まず、開けていただくと
この様な形になっています。
同梱物としては
ベースプレート(クラッチ部分一体型)、アルカプレート、
長さの違うネジが2種類
半透明の紙に包まれたパーツ(専用三角環[スプリットリング]、三角環取り付けツール[スプリットリング取り付け用ツール]、スリーブ[スプリットリング用カバー])が入っています。
組み立て手順①
まず、アルカプレートをつけるかどうか決めてください!
ピークデザインから販売しているキャプチャーシリーズや、トライポッドシリーズ
などと、併用する場合は、アルカプレートもつける必要がありますが
それ以外であれば、ベースプレートのみで問題ありません。
そして
アルカプレートを付ける場合→長い方のネジ
アルカプレートを付けない場合→短い方のネジ
を、まずカメラの三脚ネジ穴に取り付けます。
ポイントとしては、全部締め込まず、2周程度ネジをはめてください。
組み立て手順②
次に、ベースプレートを取り付けます。
プレートの一番端の穴が広く空いている部分に、プレートを通します。
そのままプレートをスライドさせ、工具を取り出し
カメラボディからプレートがはみ出さない場所で、ネジを閉めます。
閉め終わったら、工具を仕舞います。
組み立て手順③
次に、クラッチ部分の取り付けです。
元々カメラについているストラップ環に
クラッチのベルトが通る様であれば、そのまま通してください。
通らない場合は、ついている三角環や丸環などを外してください。
付属しているこちらの専用三角環に、
専用取り付けツールをつけてください!
ツールは、1方向だけ薄くなってる部分があるので、そこから差し込むと簡単に
このツールに三角環を嵌め込むことが可能です。
このツールと使うとこの様に、三角環が綺麗に開くので
この部分をストラップ取り付け環に差し込み、ツールを差し抜くだけで
簡単に三角環を取り付けることが可能です!
最後にこのスリーブを差し込めば、専用三角環の取り付けが完了!
あとは、
クラッチ部分のストラップを三角環に通し
手のサイズに合わせて、お好きな長さで止めてください!
番号が振ってあるので、取り外しした際に再度つける場合にも目印になります!
最後に余ったストラップ部分を中に仕舞い込み
ストラップのフィット感をより高めるために、スプリットリング用カバーをストラップにかぶせるようにして固定させれば完成!
ストラップの長さを決める留め具部分が、最初固いですが
外れてしまわない様、こういった仕様になっておりますので、ご理解いただければと思います!
アルカプレートをつける場合は
長い方のネジをつけ、プレートを通したこの状態で
上からアルカプレートも通します!
アルカプレートにもマグネットが入っているので
パチっとくっつきます!
この状態になったら、通常通りカメラに合わせて、プレートを動かし
ネジを閉めて完成です!
ひとつご注意点として
このアルカプレート、裏側からみると
キャプチャーシリーズや、トライポッドシリーズ
についている
スタンダードプレートと、同じものの様に見えますが
このマイクロクラッチ専用のプレートとなっておりますので
元々お持ちのプレートとの併用はできません!
また、マイクロクラッチという名の通り
一眼レフや、大きいボディのものには
今まで通りクラッチの方がピッタリくるものもあります。
また、あまりにも小さすぎるカメラボディの場合は
プレートが飛び出てしまったり、ホールド感が得られない場合もありますのでご注意ください!
いかがでしょうか?!
このクラッチならではのホールド感は
一度持ってみていただくと、必ずお分かりいただけると思います!
スタジオショップ店頭や
Peak Design Tokyoの店舗では、実際に触ってお試しいただくことが可能です!
ぜひ、気になった方は店頭でお試しいただければと思います♪